【イベント参加レポ】LIG創業者 岩上貴洋さん(現・株式会社GIG代表)のセミナーに参加してきた。

2017.06.19

Web業界人なら誰もが知っているLIGブログを産み出した人物がどんなもんか知りたかった。

こんにちは、「管理社会の闇」こと、Webディレクターの渥美です。

6月17日(土)新大阪にて、創業者でありながら今年の4月に株式会社LIGを退職し、株式会社GIGを立ち上げた岩上 貴洋さんのセミナーに参加してきました。「Webディレクターの未来をひらくセルフプロデュース戦略」と題されたこともあり、Webディレクターや経営者層が多く参加して会場は超満員でした。

セルフプロデュースという言葉に日頃から胡散臭さを感じていた僕が参加した理由は稚拙で、単にWeb業界人なら誰もが知っているコンテンツマネージメントの巨人とも呼ぶべきLIGブログを産み出した人物が、どんなもんなのか見てやろうという野次馬根性でした。昨今のWebの潮流を変えたとまで言われるLIGブログ。Webで困ったときには1番最初に頭に浮かぶLIGブログ。自由そうな雰囲気を醸しつつ、同時にお金の匂いもプンプンさせているLIGブログ。そんな城を築き上げた城主の顔を拝みたかったのでした。

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他人を動かせる人間特有の素直さと傲慢さがあった。

セミナーの内容に触れると、あまりセルフプロデュース的な話はなかったです。岩上さんもあまり意識したことがないらしく、主催者側が先行して決まって行った企画っぽかったです。それよりも「マネジメントで勘違いする6つのポイント」というスライドが用意されており、1000人を超えるスタッフを抱える経営者として、これまでの失敗話や成功体験をまとめて説明してくれました。以下に軽くご紹介します。

1、優しさの勘違い
AさんとBさんが対立した場合、中立な立場に立つことは優しさではない。曖昧な判断をすると結果が明確にでないため失敗も成功も曖昧になり非生産的。さらに、中立だとどちらも中途半端にフォローしてしまうので、「ちゃんとフォローしてくれなかった!」と恨まれる。明確にどちらかを選んで失敗したとしてもそれがナレッジになる。

2、役割の勘違い
マネジメント側は何でも自分で解決しようとする人が多い。そうではなく、相手に任せても問題が生じない、生じたときにフォローしやすい仕組みづくりをするのがマネジメントの役割。

3、評価基準の勘違い
やる気があるから、良い人だからという定性的な理由のみで人を評価しない。定量的な評価を無理にでも数値化して評価することで、自分も相手も客観的に評価を捉えることができ、キャリアパスも具体的に描けるようになる。定性的な評価がダメということではなく、セットにして判断することで互いに納得感のある評価ができる。

4、コミュニケーションの勘違い
良い人と思われたいがために意見や不満を全て聞くことをやめる。具体的な改善案とセットの意見でない場合、非生産的になり不満だけが残り解決に向かわない。具体的な改善案が出てこない場合は対話をし、数値も鑑みて導き出す。

5、人材配置の勘違い
優秀なプレーヤーが、優秀なリーダー・マネージャーとは限らない。プロスポーツ選手と同じく、優秀な選手が優秀なコーチになるとは限らない。他人を定量的(客観的)に判断できるだけでなく、定性的(感情的)にも判断しバランスよくフォローできる人材がリーダー・マネージャーに向いている。また、誰もがリーダー・マネージャーをする必要はない。優秀なプレーヤーとして活躍し続けられるように人材配置することもまた、マネジメントの重要な仕事。

6、文化づくりの勘違い
自由・自主性を謳うだけでは、本来の自由・自主性は生まれない。「何でもやっていい」と言われると何をして良いのかわからなくなってしまうのと同じく、ルールやビジョンを徹底することで軸が生まれ、そこから自由や自主性が発展していく。

・・・といった感じのお話がメインで、何度も危機的状況に陥りながら、10年で巨人へと成長した創業者の言葉は率直に胸を打ちました。個人的に、日頃思っていることがあるのですが、ネームバリューとかは関係なく、他人を動かせる人間には特有のスタンスというか匂いというか「感じ」があって、それは、「人望」という言葉に集約されるようなものなのだけれど、もっと生々しく、濃淡のある「感じ」を感じるんです。それは、自分の欲望は何かを客観的に見つめられる力。自分の欲望に振り回されずに、でも素直に従う力。他人の欲望を瞬時に察知して、自分の欲望との接点を見つける力。そして、自分の欲望を相手の欲望に変えてしまえる力。岩上さんも、そんな素直さと、良い意味での傲慢さ(自信や楽観)が同居している方だなと思いました。

佇まいは温和で、笑顔を絶やさず、他人と真摯に向き合うけれど、決して他人に支配されない軸の強さ。トップランナーには、そんな「感じ」を持っている人が多いと、勝手に思っています。

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明日から自分が実行しなきゃと思ったこと。

入社4日目で命名された「管理社会の闇」というキャラクターは個人的にとても気に入っていて、言い得て妙だなと、名付けてくれたおかん(平山)さんはさすがだと思っています。業務効率化、進捗管理、スケジュール管理、情報設計に関しては、自分ではどちらかといえば得意な方だと思っています。バンクトゥに入社して1年、そんなことばかりしていました。「得意」で「好きなこと」が「会社で求められてること」と合致しているという実感もありました。

でも最近、このままじゃダメだなと思っていていたりします。岩上さんの言葉を借りれば定量的(客観的)に偏り過ぎている自覚があります。これまで、定性的(感情的)な判断や立ち回りが必要な場面は、メンバーに助けてもらっていました。特にリーダーやマネージャーになりたいという訳ではないのですが、Webディレクターのお仕事はそういった立ち位置な訳で、より良いお仕事をするにはやっぱり必要だなと痛感するような失敗も最近ありました。

ってな感じで、岩上さんのセミナーは自分を省みる貴重な機会になりました。動機は不純でしたが、参加してみて良かったです。これからもフットワーク軽く様々な場所に出向いていきたいと思います!

渥美 勉
渥美 勉

Webディレクター

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