【イベント参加レポ】関西で唯一UXを体系的に学べる連続セミナー「UX KANSAI#02」に参加してきた。

2017.07.10

UX KANSAIってなにをすんの?ってかUXってなに?

こんにちは。社内では「管理社会の闇」との愛称で親しまれているマネジメント好きの渥美です。さて、今回は7月8日に東梅田のなんだかアーバン(都会的)な高層ビルの高層階で開催されたUX KANSAI #02 オブザベーション(観察法)編に参加してきました。強烈に反省した点が多数あったので、僕個人の主観満載なレポートをお届けしたいと思います。

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とはいえ、具体的にどんなことをしたのかが分からないとイミフ(意味不明)だと思いますので、ざっくりとだけ流れを以下にまとめます。

まずはじめに、UXとはユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略で、ユーザーの「体験、経験=コト」を意味します。「UI・UX」と一括りに語られることが多いのですが、UIはユーザーインターフェイス(User Interface)の略で、「ユーザーが見るもの・触れるもの全般=モノ」を指します。切っても切り離せないのですが、別々の概念というわけです。UX KANSAIでは、ユーザーの「体験」に焦点を当て、よりよい「コト」を生み出すためにはどうしたらいいのかを半年間かけて学んでいきます。

今回(#02 オブザベーション)は、イノベーションの機会を発見するためのアプローチとして、以下の流れを座学&ワークショップ形式で学びました。

1、探索的情報収集(定性的な事実を「仮説」を事前に立てずに自分の主観・感情で捉える)
2、概念の模索(「あの人ならああするかなぁ」といった先入観を捨てて事実の関係性を探り背景を推測する)
3、仮説生成(イノベーションの機会を発見する。対処療法ではなく、観察によってユーザーが思っていることの先を捉える)

この1~3のアプローチを実施するには様々なメソッドがあるのですが、今回は探索的情報収集のメソッドとして「交流的観察(観察者とユーザーが直接言葉を交わす)」を、概念の模索と仮説生成の分析メソッドとして「上位下位関係分析法(付箋を使って事象を下位に書き出し問題点と改善案という上位を導き出す)」を使用しました。

※分析メソッドでメジャーなのはKJ法やカスタマージャーニーマップかと思いますが、それらよりもハードルが低いとのことでした。

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課題:フルーツゼリーの体験を改善せよ。

ってなわけで、座学が終わるとさっそく1グループ5名が、ユーザー(被験者)担当、モデレーター(インタビュアー)担当、行動データ書き取り担当、発話データ書き取り担当、動画撮影担当を分担し、「フルーツゼリー」の体験を改善するワークショップがスタート。最終的にはパッケージの改善案を提案する必要があるため、 ユーザーにフルーツゼリーを食べてもらい、モデレーターが観察した行動で気になったことに対して質問していきます。同時に、どんな行動をしたのか(フタを途中まで開けた、指を舐めた等)を記録しつつ、会話も記録していきました。

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様子見に徹した愚かさ。

あっという間に時間が過ぎてしまいました。
「仮説」を持たず、「先入観」を持たず、自分の主観や感情でユーザーの行動を捉えた上で、そのユーザーが自覚していないような何かを発見し具体的な改善案を導き出す・・・。正直無理でした。難しすぎました。いかに自分が常日頃から先入観を持って人と接しているか、自分が「正しい」と無自覚に思い込んでいるか、場当たり的な対処療法で課題をやり過ごしているかを痛感しました。

同じチームのメンバーも苦しんでいるように見えました(僕の主観ですが)。皆、モチベーションの高い優秀な方々でしたが、なかなか先入観から脱することができず、つい「モノ」の改善ばかりに目がいってしまいます。「モノ」の改善は、きっとどんな企業でも必死でやっている。ここで学ぶべきは、そこではないのです。誰もが思いつくような無難な視点では解決できないことのイノベーションを学ぶ場です。言葉では簡単なのですが、本当に難しい・・・。

さて、僕自身といえば、誰よりも愚かな行動に出てしまいました。実は、UX KANSAIの存在を知った時点で参加者募集が終わっていたのですが、キャンセル待ちで見事に潜り込むことに成功。#01 はすでに終了していたので、#02(今回) からの参加となりました。そんなちょいアウェーな中で、どんな感じで進んでいくのかわからずビビってしまい、「今回は様子見で」とか思ってしまっていました。無難な意見や行動を取ってしまい、思っていることも言えなかったりと今考えるとアホ過ぎました。

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次回までに自分が実行しなきゃと思ったこと。

自己流とはいえ、UI・UXについて勉強して仕事にも活かしてきたという自負があり参加したUX KANSAIですが、そのプライドが邪魔をしたなと思います。参加した目的は講師に褒められることではありません。他の参加者に勝つことでもありません。もちろん無難にやり過ごすためでもない。ユーザーによりよい体験をしてもらうにはどうしたらいいのか、その思考方法を会得するためです。だからこそ、おもいっきり間違えた方がよかったと思っています。会社でもミスなく効率的に仕事をすることに面白さを感じるタイプのため「管理社会の闇」と呼ばれていますが、そういったこれまでの自分のやり方から脱する必要を感じました。具体的には、自分の感性(主観)を大切にすること、そしてメンバーの感性を大切にし、それを引き出すこと。この2つが肝ではないかと思います。つまりは多様性をいかに確保できるかが問われているなと思います。それを実行ために有効だと言われているのが、以下のブレストの4原則ですが、これは本当に大事だと思います。

1、判断・結論を出さない(結論厳禁)
2、粗野な考えを歓迎する(自由奔放)
3、量を重視する(質より量)
4、アイディアを結合し発展させる(結合改善)

手前味噌で恐縮ですが、弊社バンクトゥはこのあたりがとても優れている会社だと、今回改めて実感しました。多様性という耳触りのよい言葉にはちょっと当てはまらないかもしれないのですが、1人1人が個性の塊というか爆発している感じで、個人個人が感性を磨くことを強く求められる環境です。安心して意見が言えるだけでなく、安心して対立できる(いい意味での緊張関係を保てる)ところが面白い会社だなとブログを書きながら思う次第です。

これから、僕個人も会社もUXにさらに力を入れてきたいと思っています。学んだことを会社に還元し、そして実際に触れてもらうユーザーがよりよい体験ができるように次回のUX KANSAIも挑みたいと思います。

 

 

 

 

渥美 勉
渥美 勉

Webディレクター

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