ミドリをかぶった、アカレンジャーって言われます。

光川 貴浩代表/編集者

光川 貴浩(みつかわ・たかひろ)

高校生のころ、ストリートスポーツのBMXに夢中になったことがきっかけとなり、雑誌を読む習慣がつき、編集という仕事に興味をもつ。編集を学ぶため京都精華大学に入学し、在学中より京都のガイドブックを制作する編集プロダクションでアルバイトをはじめる。『らくたび文庫』の創刊メンバーとして立ち上げ時より関わり、数多くの書籍・雑誌の編集に従事。2012年9月、合同会社バンクトゥ設立。

バンクトゥメンバーに3つの質問

特技を教えてください。

スタッフいわく「周囲に迷惑をかけるが、許されがち」だそうです(スミマセン、特技の欄で反省します)。百本ノックのように作ってきたガイドブックの編集経験から、ある事象や経験を分解したり組み立て直し、第三者にわかりやすく伝えることが特技です。


また、京都市内に毛細血管のように走る「路地めぐり」はライフワーク。Googleストリートビューより、はるかに詳しい自信があります。

仕事をする上で、大切にしていることは?

二者択一ではなく、曖昧なこと、矛盾していることも許容して、解決の糸口を探すこと。

好きな作品は?

1、長谷川如是閑

倫敦!倫敦?』(岩波文庫)

1910(明治43)年に『大阪朝日新聞』の特派員として単身シベリア鉄道経由で渡欧した長谷川如是閑(1875-1968)のロンドン紀行。繁栄を極めた英国を舞台に「なんでも見てやろう」というジャーナリズム精神とユーモアにあふれた筆致は、100年経たいまでも面白いです。また、都市部から田舎まで丹念に訪ねる、街歩きの編集者としても学ぶべきところが多い一冊。

 

2、エーリッヒ・フロム/翻訳:日高六郎

自由からの逃走』(東京創元社)

ドイツ生まれの社会心理学者で、ナチスの迫害にあった著者が、「自由」を手にした人間たちの孤独と不安を紐解く本書。ナチズムといった大きな社会現象だけではなく、弊社のような小さな会社でも、日々起こる。小さな会社や地域にも、社会あるすべての場所に通じる「自由の問題」を丹念に描いています。

 

3、「Voice

ロンドンのBMXローカルシーンを捉えたゼロ年代の名作DVDです。奇声、銃声とともにはじまるJosh Bedfordの”ベグビー感”は異常。フィルムの撮影・編集を全編にわたって手掛けたJoe Coxのエモーショナルな映像センスも泣けます。ストリートパフォーマーは、赤瀬川原平らの路上観察学会のように、都市の見方を再構築してくれるように思います。


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