株式会社コトコトらくたび文庫 No.047「京都のやさしい食堂」

BOOKプレビュー

「ポケットに京都を一冊」というテーマをもとに刊行されている文庫サイズの京都本シリーズ「らくたび文庫」の一冊。『京都のやさしい食堂』は、大小さまざまな京都本・京都観光雑誌が出版されるなか、食堂という身近でありながらも観光とは切り離されたコンテンツで京都を紹介するという趣旨から生まれ、スタートした。

業界・業種 観光
プロジェクト期間 2012年1月〜2012年5月(2012年5月発行)
ソリューション ターゲット分析/デザイン・ブランド比較/コンテンツ企画/アートディレクション/デザインコンセプト設計/ビジュアルデザイン/コピーライティング・取材/写真撮影・制作/プロジェクト管理/印刷・入稿代行
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課題

『京都は世界有数の観光都市ゆえに、年間数え切れないほどの観光ガイド本が発行されています。あらゆる企画やテーマが掘り尽くされ、どこかで見たことあるような京都情報に、読者が食傷気味になっていることは否めません。とくに京都本の購入者の5割〜6割が地元の京都人といわれ、目利きのある消費者に、どのような切り口であれば、手を伸ばしてもらえのるか、という課題がありました。 また一方で、スマートフォンが普及し、屋外でのネット利用がストレスフリーに。観光やグルメサイトの利便性が一層高まり、出版社としてはいかに紙の書籍に付加価値をもたせるのか、という課題もありました。

解決までのアプローチ

2000年代後半、カフェ的な居心地のよい空間をもちながら、丁寧に料理と向き合ったお店が増えはじめていました。ちょうどタニタ食堂が一世を風靡したころ。2006年に公開された映画『かもめ食堂』のような、カフェと似て非なる雰囲気をもち、かつ健康面を考え一品一品に気遣った”食堂”ブームの兆しが見えはじめていました。

また、同時期に連載されていた漫画『深夜食堂』のように、飲み屋としても使える独自の進化系食堂も増えはじめ、多元的な魅力をもつ「食堂」という文化に注目しました。 なおかつ、学生の街でもある京都には、学生食堂はもちろん、「うまい・安い・ボリュームあり」の三拍子そろった定食屋が、街のなかのいたるところに点在しています。

食堂をこうした営業形態や営業時間、エリアなどの要素からグループ分けし、「まちなか食堂」「レジェンド食堂」「夜食堂」などの名称で5つにカテゴライズ。それぞれの特色を活かせるレイアウト構成にし、48軒を紹介しました。「食堂」という切り口は、「ランチ」というキラーコンテンツを特集できる強みがあり、一定層の購買を見込めたことも、課題解決のアプローチになりました。

書籍の初版発行部数は、通常2,000〜3,000部といわれるなか、初版10,000部を発行。京都・東京を中心とした各地の書店に並べられ、好評をいただいています。 京都市内の主要な大型書店では、週間ランキングの上位にランクイン。また、Amazonのレビュアーにも「目の付け所が参りました!!って言う感じです。」というコメントをいただくなど、高評価を得ております。

プロジェクトチームのご紹介

競争から共創へ。
弊社では、クライアントと受託会社、制作会社と
外部パートナーといった垣根を越え、
プロジェクトごとに最適なチームを編成しています。


制作チーム

光川 貴浩
光川 貴浩代表/編集者

「京都本」の制作から久しく離れており、帰京してすぐに着手した一冊です。取材担当の松田がみるみる太っていくので、人間ってこんなに短期間で肥えられるのかと、正直驚きました。「力餅食堂」や「千成食堂」の系譜を徹底解説するネタなど、残念ながらボツになったネタもあり、いずれどこかで使えればと考えています。個人的な一押しは、「季節の台所 空まめ」さんです。

松田 寛志
松田 寛志副代表/編集者

この本の取材をきっかけに、体重が30kg近く増加しました。まさに肉体・体調面でのターニングポイントであったと思います。個人的な一押しは、「おくだ」のジャンボロースカツ定食です。


外部パートナー

HON DESIGN 北尾 崇 デザイナー

紙面デザイン


クライアント

株式会社コトコトhttp://www.koto-koto.co.jp/index.html

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